コンコン神社(下飯田稲荷)考察

千葉県の心霊スポットで名高い、コンコン神社(下飯田稲荷)に行ってきました。

 

・付近の池で事件があった。

・神社の敷地内で自〇者が出た。

・霊の目撃がある。

・鳥居をくぐると呪われる。

・狐を持ち帰ると祟られる。

など、下飯田稲荷には様々な曰くがあるようです。

 

下飯田稲荷の歴史考察

立地として森山城下の北東に位置しており、鬼門と言われる位置に祀られています。

森山城築城が12世紀末~13世紀初頭頃で1590年頃に廃城となったようです。

江戸時代には佐倉城が築城された関係で必要が無くなったようです。

現地にある「森山城址・須賀山城址案内図」には、下飯田瘡守稲荷と明記されています。

瘡とは、天然痘を意味しており厄除けとして瘡守稲荷は全国に存在しています。

歴史的な背景としては、森山城の鬼門除けとして瘡守稲荷大明神が祀られたと考えるのが自然だと思います。

 

森山城下は水田に囲まれていて、城内は畑になっており道は細いですが車で回れるようになっています。

城下には神社がいくつか存在しており、下飯田稲荷だけが心霊スポットになっているのは違和感があるように感じました。

過去には出店を出して賑わっていたとも言われていますが、出店が出せるようなスペースは神社付近にはほとんどなく、本当に賑わっていたのか疑問が残ります。

 

夜中は異様な雰囲気に包まれますが、下飯田稲荷の前には民家があり、心霊スポットと呼ぶには妙な場所だと思います。

昼間はのどかな景色に囲まれていて、自然豊かな場所なので足を運んでみてはいかがでしょうか?